
【ANNAPROヘッドストラップ レビュー】両頬への負担を激減させるVision Proアクセサリ


Vision Proの装着感って、もう少し改善できないかしら?
特に両頬への負担をもっと軽くしたいわ

そんな人には、ANNAPROというメーカーが発売しているVision Pro専用のヘッドストラップがオススメだよ
Vision Proを長時間使っていると、「両頬が痛くなってくる」という悩みを持つ人は多いと思います。
そんなお悩みをお持ちの人にオススメなのが、この記事でご紹介するANNAPROヘッドストラップです。
ANNAPROヘッドストラップは両頬への負担を激減させてくれるアクセサリです。

ANNAPROってメーカー聞いたことないんだけど、大丈夫なの?
航空会社の間違いじゃない?

失礼なやっちゃな、キミは(汗)
ちなみに航空会社は「ANA」な!「N」の数を数えな!
正直、Amazonであまり聞いたことのないメーカーから出ている商品に大きな期待をしていなかった筆者ですが、実際に使ってみると良い意味で裏切られました。
この記事では、ANNAPROヘッドストラップの特徴や実際に使用してみて感じたメリット・デメリット、どんな人にオススメなのかまで詳しくお伝えしていきます。
他メーカーのヘッドストラップとの違いもお伝えしていきますので、Vision Proのヘッドスラップにご興味をお持ちの人は、是非最後までご覧ください。

ANNAPROだからこそできる秘技も登場するよ!
ANNAPROヘッドストラップの概要と特徴

ANNAPROは、Vision ProやMeta Quest 3といったVRゴーグル用のアクセサリーを展開するサードパーティメーカです。
そんなANNAPROから発売されているVision Pro専用のヘッドストラップが、今回レビューしていく「ANNAPROヘッドストラップ」です。
どうしてAnnaproヘッドストラップを選んだのか?

サードパーティのヘッドストラップって、他にも色々あったと思うけど、どうして今回ANNAPROを選んだの?

それはね、Annaproが、おでこの少し上あたりでVision Proを支えるタイプのヘッドストラップだったからなんだ
Apple純正のデュアルループバンドと比べてみよう



デュアルループバンドが頭頂部で支えているの対して、Annaproはおでこ上部で支えているのがわかります。
このデュアルループバンド型のヘッドストラップは、以前にもbelkin製のものをレビューしたことがあります。


こちらは今も一軍として使用していて、それなりに満足しているのですが、ANNAPROのようなおでこ上部型も試してみたいと思ったのが、一番の購入動機です。
ANNAPRO以外のメーカーから発売されている物もありましたが、Amazonのレビュー数が多く評価も良かったのが決め手になりました。
ANNAPROは両頬の圧力から解放してくれる

形が違うのはわかったけど、頭頂部かおでこ上部かで何か変わったりするわけ?

それが付けてみてビックリ。ちょっと支える位置を前にずらしただけで、全然違う着用感になったんだ
項目 | ANNAPRO ヘッドストラップ | belkin ヘッドストラップ (デュアルループバンド型) |
---|---|---|
装着位置 | おでこ上部 | 頭頂部 |
着用感 | おでこ上部で支えていて、両頬への圧力が少ない | おでこと両頬の3点で支えている |
疲労感 | 普通 | やや疲れやすい |
価格 | 4,599円(税込)Amazon価格 | 7,800円(税込) |
注目して欲しいのは着用感です。支える位置が少し前にずれただけで、両頬周りの負担が劇的に軽減されました。
その証拠として、ANNAPROはライトシーリングやライトシーリングクッションを外した状態でも着用することができちゃいます。

これぞANNAPROの秘技「ライトシーリング外し!」

ライトシーリングまで外すと、Vision Pro本体が両頬に接触しなくなります。
つまり、ANNAPROは両頬での支えが全くない状態でも、安定した装着感を実現しているというわけです。
ライトシーリングクッションだけを外すのか、ライトシーリングごと外すのかによっても着用感や使用感が異なってきます。
- ライトシーリングまで外す
- 頬への接触が完全になくなるため、両頬への圧力が無くなります。
- ただし外光が入りやすくなるため没入感が低下します。
- ライトシーリングクッションのみ外す
- 遮光力はキープしつつ、両頬への接触を減らすことができます。
- ライトシーリングまで外した時ほどの軽快感はありません。

個人的には、ライトシーリングクッションのみを外した状態がバランス取れていて、おすすめです!
外箱はしっかりとした作り。同梱物はクッションが2種類

ANNAPROヘッドストラップの外箱は想像以上にしっかりとした作りで、蓋の開閉もマグネット仕様というこだわりぶり。
「あまり知らないメーカーのサードパーティ製品」という先入観があっただけに、最初から良い意味で期待を裏切ってくれました。
箱を開けると中身はかなりシンプル。
- 説明書などの紙類が3枚
- 本体(ヘッドストラップ)
- 替えのクッションが2種類(10mmと15mm)
本体には最初から10mmのクッションが装着されていたので、替えも含めて10mmは2個、15mmが1個で合計3個のクッションが同梱されていました。

装着した時のVision Proの位置を調整するために、10mmと15mmが付け替えられる仕様です。

僕の場合は10mmがちょうど良かったです。
最初は10mmを試してみて、Vision Proの位置が下過ぎてしまう人は15mmを試してみるのがおすすめです。
マジックテープの安っぽさが少し気になる

クッションと本体はマジックテープで着脱できるようになっています。
取り外しが簡単なのは嬉しいのですが、本体に貼り付けられているマジックテープ部分が少し安っぽく見えるのが気になりました。
とはいえ、クッションを装着してしまうと隠れてしまうので、使用中に目立つことはありません。
本体への装着方法はシンプル!ただ「はめ込むだけ」

ANNAPROヘッドストラップの装着方法は簡単でした。
Vision Pro本体のヘッドストラップ部分に“はめ込む”だけです。
ANNAPROヘッドストラップは、デュアルループバンドやbelkinのヘッドストラップと違って、Vision Proを装着する度に微調整する必要がありません。
一度、自分に合ったクッションを選んで本体に装着してしまえば、その後は調整なしで使い続けることができます。

ソロニットバンドの調整だけで済むので、毎回、同じ着用感を再現できる点は、とても良かったです
実際に使ってみて感じたメリット3選

1.おでこ上部で支えるから両頬が楽ちん
ANNAPROヘッドストラップを使ってみて一番嬉しかったのは、とにかく両頬への負担が劇的に軽減されたこと。
デュアルループバンドやbelkinのヘッドストラップの場合は、ライトシーリングクッションが接触する両頬とおでこの3点でバランス良く支える設計です。
これはこれで安定した着用感なのですが、どうしても顔面への圧力が気になってきます。

肌がこすれるのはスキンケアの大敵よ!
私なんて、できるだけ顔をゴシゴシしないように洗顔するんだから!

肌への摩擦が良いのか悪いのか、どういった影響が出るのかは専門家ではない僕には断定的なことは言えないけど
でも、気にする人が多くいるのは事実だよね
ANNAPROであれば両頬への圧力が軽減されるので、肌への摩擦が気になる人でも安心して使うことができます。
ライトシーリングまで外せば、もう両頬はフリーダムです!
2.おでこ上部が意外と疲れない

両頬で支えないってことは、その分おでこ上部へ負担が集中している訳だから、今度はおでこがすぐに痛くなっちゃうんじゃない?
確かに、これまでおでこと両頬の3点で支えていたものが、おでこ上部だけで支えているわけですから負担が集中しそうなものです。
でも、不思議なことにおでこ上部は、2時間使った程度では痛くなりませんでした。
おでこ上部という場所のおかげなのか理屈はうまく説明できないのですが、belkinヘッドストラップのような頭頂部型より疲れは感じにくかったです。
3.装着がスムーズ
ANNAPROヘッドストラップ側の調整が必要なく、ソロニットバンド側の調整だけですむので、装着時のストレスも軽減されました。
毎回、同じ装着感をキープできるのは嬉しいポイントです。

前回はいいバランスで装着できていたのに、今回は何だか前と違う気がするというのが、ストレスだったんだけど、ANNAPROではストレスから解放されました

あんたが気にしすぎなだけじゃないの?

・・・・・・(え、気にしてるのって、実は僕だけ?)
実際に使ってみて感じたデメリット2選

1.前髪が乱れるのは仕方ない?
ANNAPROヘッドストラップはおでこ上部にしっかり接触させて支える設計のため、前髪が乱れやすいというのが使用していて感じた一番のデメリットです。
Vision Proの特性上どうしても髪型は乱れるのですが、その乱れる場所が前髪というのは、余計に気になる人が増えそうです。

前髪はいのち!
2.長時間使用すると、こめかみ付近が疲れる
ANNAPROヘッドストラップは、Vision Pro本体のヘッドストラップ部分にはめ込むことで装着します。
その影響で、どうしてもVision Pro本体のヘッドストラップ部分が大きく分厚っくなってしまいます。
大きく分厚くなったことで側圧が強くなっているのか、1時間を超えたあたりから、こめかみ付近に、締め付けられているような痛みがジワジワ出てくる感覚がありました。

側圧の強いヘッドホンを装着しているときに出てくる痛みに近い感じです
メリットの方でも書きましたが、支えるおでこ上部の方は負担が少ないだけに、実におしいです。
側圧の強いヘッドホンを装着していても、痛みが出たことのない小顔の人なら平気なのかもしれませんが、あいにく普通体型のおじさんである僕には試し用がありません(笑)
こめかみへの負担増はbelkinヘッドストラップのときも同様だったので、Vision Pro本体のヘッドストラップにはめ込む方式の弱点のようです。

わたしは1時間付けても痛くなかったわよ(震え声)

小顔と思われたいからって、やせ我慢すなっ!
ANNAPROはこんな人におすすめ!
メリットとデメリットを踏まえたうえで、ANNAPROヘッドストラップがオススメな人をまとめました。
1. 両頬への負担を軽減したい人
両頬への負担や圧力を軽減できるのが、ANNAPROヘッドストラップの最大のメリットです。両頬の疲れや肌荒れが気になる人にはおすすめです。
2.Vision Proをかぶる時のストレスを少しでも減らしたい人
ANNAPROヘッドストラップであれば、Vision Proをかぶるときはソロニットバンドだけの調整で済むので、少しでも手間なく装着したい人におすすめです。
3.前髪の乱れが許容できる人
ANNAPROヘッドストラップは前髪が乱れてしまいます。自分の髪型や使用する時間をよく考えてから購入するようにしましょう。
Vision Proはその特性上、どうしても髪型が乱れるデバイスです。
なので僕自身は、髪型なんて気にする必要のない、子供の寝かしつけが終わった夜のリラックスタイムにVision Proを利用する習慣にしています。

坊主最強なんだけど、そこまでは割り切れない・・・
まとめ:悩んでいるなら試してみる価値アリ

ここまで、ANNAPROヘッドストラップの特徴やメリット・デメリットを見てきました。
最初は「ちょっと怪しいサードパーティ製品?」という先入観もありましたが、実際の使用感も満足度が高く、良い意味で期待を裏切ってくれました。
前髪が乱れやすくなったり、こめかみの疲れという課題は残っていますが、今あるVision Proの装着方法の中では、顔や頭への負担の少なさはトップクラスだと感じました。
両頬の負担から解放される快感は、Vision Proユーザーであれば是非味わっていただきたいので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

秘技「ライトシーリング外し」も忘れずにね

本日の一言「Annapro、nの数をかずえよう」
また見てね!